倭建命(やまとたけるのみこと)が詠んだ歌で、
「まほろば」とは優れた美しいところを指す言葉です。
日本人は、古代より大和は"国のまほろば"として讃え、それをこころの誇りとしてきました。
日本は今日、世界に誇れる物質文明の花を咲かせました。
一方、私たちのまわりには自己中心主義がはびこり、
日本人の歴史と伝統とそして私たちの国土がはぐくみ育てた、
豊かな、温かい"日本人のこころ"は忘れられようとしています。
まほろば塾は「物で栄えて心で滅びる」ことを憂い"心のまほろば"を説かれた、
故高田好胤管長の精神をひきつぎ、安田暎胤薬師寺長老(当時、薬師寺管主)が初代塾長として2004年に立ち上げられました。
「まほろば」という言葉を、日本文化の象徴として全国に発信したいとの祈りを込めて、
一人でも多くの日本人、いな、すべての日本人に"心のまほろば"を呼びかけ
日本のこころの復活を実現したいと念じています。